牧寿次郎チラシ蔵屋美香キュレーション
MAKI Jujiro
牧寿次郎
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2024.11.3(Sun) - 11.17(Sun)
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牧はこれまで、展覧会や演劇などの告知物を数多く手がけてきました。本展では、その中で牧が制作したチラシを一堂に集めてご紹介します。
グラフィックデザイナーの個展は、自身によるプロデュースが一般的です。しかし、今回は蔵屋美香(横浜美術館館長)が、あえて第三者であるキュレーターとして介入します。
蔵屋は牧に長時間のインタビューを行い、「マイクロ経済圏」「物質化」「過剰さ」「使われていないもの」「参考」「裏面」といったキーワードを抽出しました。これらを手がかりに、各チラシを詳細に読み解きます。
clinicの特徴的な空間を存分に生かし、展示施工に奥多摩美術研究所(佐塚真啓)を迎えて、牧のデザインの特質を明らかにします。
Artist Profile:
牧寿次郎
グラフィックデザイナー。1985年岡山生まれ。武蔵野美術大学卒業。企画、レイアウト、印刷、流通などのプロセスにおいて独自性を探る。主な仕事に、国立奥多摩美術館などの展覧会や演劇のチラシ、大前粟生の歌集『柴犬二匹でサイクロン』、博報堂の雑誌『広告』(上西祐理、加瀬透と協働)など。「芸術激流 ラフティング+アート」のチラシで2023年JAGDA賞。
蔵屋美香
千葉県生まれ。千葉大学大学院修了。東京国立近代美術館勤務を経て、2020年より横浜美術館館長/横浜トリエンナーレ組織委員会総合ディレクター。2013年、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館(アーティスト:田中功起)のキュレーターを務め、特別表彰。多摩美術大学客員教授。
https://makijujiro.com