FxAxRxMには「美術を第一次産業としてとらえる。アートが勝手に育つ農園」というコンセプトがある。これは赤羽君が言う「アートは本来周りと関係なく、勝手にどんどん作るものだから。そして、手入れが適当で雑草がたくさん生えてる畑が好きだから」という思いと、僕の「美術を産業分類で考えた時、農業や水産業のように捉えると色々納得がいく」という勝手な思い込みから出来ている。 自分の感覚では、絵画を作っている時に、キャンバスを工芸的に加工したり、創作物で何か解決しようと思っていない。ただ、何か得体の知れない感覚を直接捉えようとしている。作品を見る時も同様に、工芸的な表面を見ているのではなく、その先にある得体の知れない人間の業を見ている気がする。これは自然界から直接恵みを得る行為だと思う。つまり、作品は作家の置かれている環境と臍の緒で繋がっていて、作家を通して養分を吸い上げているのだと。まるで植物のように。 FxAxRxMには、まだまだ紹介したいアーティスト達がいるので、今回はタイトルをVol.1とした。我々のこれからの活動に是非期待していただきたい！！

Artist Profile:
赤羽史亮 / Fumiaki Akahane
1984年長野県生まれ。2008年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。近年の主な展示として、個展「OILY YOUTH」(武蔵野美術大学gFAL 、2017年)、グループ展「Spring Fever」(駒込倉庫、2017年)、個展「OK PAINTING」(One’s Room gallery & studio、2015年)など。現在、岐阜県にて活動中。

尾竹隆一郎 / Ryuichiro Otake
1983年富山県生まれ。2010年武蔵野美術大学大学院卒業。主な展示に「カイゾウニンゲン」(URANO gallery、2016年)、「アルカイックスマイル」(gallery nando、2014年)、「HOME ALONE」(island MEDIUM、2012年)、「フォーエバー ヤング」(Bambinart Gallery、2012年)。現在、東京にて活動中。

高石晃 / Akira Takaishi
1985年神奈川県生まれ。2010年武蔵野美術大学大学院美術専攻油絵コース修了。近年の主な展示として、個展「地下水脈」（Maki Fine Arts、2016年）、グループ展「わたしの穴、美術の穴」（スペース23℃、2015年）、個展「シャンポリオンのような人」（児玉画廊、2013年）など。武蔵野美術大学パリ賞にて2016年から1年間パリに滞在。

武田諭 / Satoshi Takeda
1982年岡山県生まれ。2008年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。近年の主な展示として、「どこにもない新しい場所」(渋谷西武デパート、2016年)、「生きる喜び」(彦ギャラリー、2010年)など。東京、ドイツでの制作活動を経て、現在、岡山県にて活動中。

All from FxAxRxM
http://fxaxrxm.x0.com
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協力：Maki Fine Arts
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Photography: Kenta Hasegawa